創業安政五年          
中川誠盛堂茶舗

一期一会のこころを今に
中川誠盛堂の近江茶(朝宮茶)



平安の昔、最澄(伝教大師)が延暦二四年(805年)中国より持ち帰った一握りの茶種。
比叡山の麓、大津の里に蒔かれ育った茶樹が現在の日本茶の祖と謂われております。
一二〇〇年の歴史と伝統培われた中川誠盛堂の近江茶は、格別の風味をもった銘茶の最高峰として、広く全国の愛飲家に好評頂いております。

当茶舗では、かの祖樹が青々と茶葉を湛えた湖国の当時に思いを馳せながら、限りなく自然に近い製法を貫き、土作りから製茶にいたるまで、丹精込めた茶作りに励んでおります。これからも、近江茶の風味と香りを守り、安政五年創業以来積み重ねた技と心で、皆様に愛される茶舗として精進して参ります。

     明治末期の本店(旧東海道)
昔、東海道を往来した旅人に茶を売ったのが、当店の始めと言われています。
当時、茶は、僧や高級武士、一部の町人の飲み物で旅人の土産として珍重されていました。
当店では1200年前に最澄が植えられたという幻の銘茶「日吉銘茶」をはじめ、近江三大産地、朝宮、土山、政所で深い味わいをもつ茶を厳選してお届けしております。
                         店主敬白
     創業当時使用していた木版



当店の紹介



大名行列(お茶壷道中)が行き交う街道沿いの茶屋

天保生まれの中川ミノが、安政五年、二十四歳の時に近江の国大津町で営業を始めた。当時大津は、非常に繁栄して居り、東海道を往来する旅人達に茶を飲ませ、江戸へ帰るみやげとして売り始めたもので、屋号の「誠盛堂」も、日本茶の起源となった「日吉大社」の宮司様から賜ったと聞いている。

初代ミノは気丈な女性で、幾つかの話が伝えられているが、その中の一つに当時16歳であった薮田青年(梅林在住)が参勤交代で通行中の薩摩藩の大名行列の前を横切ったことで、追われて店に飛び込んで来たのを見兼ねて、茶箱の中に隠して、追っ手の薩摩藩士と押し問答の末、無事隠し終えたそうであるのち明治になってから、長じた薮田氏が何度も繰り返しお礼を述べられたと聞いている。

その当時、茶を飲んでいた人々は、高級武士、僧侶、裕福な町人衆の一部で人口の一割ぐらいであったそうである。
茶が一般に普及し始めたのは明治の中頃からで、日清、日露の戦役に従軍した人達が帰還後、軍隊時代に覚えた喫茶の習慣が、普及に大きく寄与したことは案外知られていない。

その後現在のように、どこの家庭でも飲まれるように
なったのは、昭和になってからである。
その間、百七十年、たゆまざる努力の積み重ねに
より現在に至っている。
常に信用を第一として、「緑茶の苦味の中にほのかに
甘味のある本物だけが持つ微妙な日本の味」を追求、
添加物を一切使わず、自然の味を大切にしていきたい
と切に願っている。


大津百町物語 淡海文庫より

いいワインがそうであるように、良い産地で採れた良い茶ほど熟成が必要である。
特に朝宮茶は、摘み取りから半年を過ぎた頃から少しずつ渋みが旨みに変化し、次の年の新茶出る頃には、格別の風味を有する本物の「茶」となる。大切な熟成期間をこの蔵で過ごす。

中川誠盛堂貯蔵庫 「築250年」
■アクセス MAP■

●JR大津駅から徒歩約5分、京阪島ノ関駅から徒歩約5分
●大津I.C.から車で約5分


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〒520-0043 滋賀県大津市中央3−1−35 中川誠盛堂茶舗 
TEL.077-522-2555  FAX.077−523-3865
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